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洗練された海賊王の剣 バイキングソード

バイキングソード

※イメージ画は史料ではなく、誇張や想像が含まれた「イラスト」です。

10世紀頃にケルト人や西欧を荒らしまくったバイキングが使っていた真っ直ぐな両刃の片手剣。
こちらも北欧から西欧に広まった部類の剣です。
80cm〜90cmの肉厚が分厚い剣で、叩き切る使い方をします。
この頃はまだ鍛冶技術が発達しておらず、剣とは鉄を幾重にも重ねて打ち伸ばしただけのもので、もろい上に非常に重たい。
その為バイキングソードは強度を上げると共に少しでも軽くする様に、剣の中央にくぼみが作られています。
これを使っていたバイキング(ヴィーキング)とはスカンジナビアの海賊の事です。
海賊というと船を襲う姿をイメージしてしまいますが、バイキングは入り江に出現する海賊という意味で、海岸線の村を襲います。
それはスカンジナビア近辺の海岸線の街のみならず地中海にまで及び、さらに川を上って内陸部にも猛威を振るい、中世ヨーロッパに大きな影響を残しました。
野蛮な辺境の蛮族みたいなイメージがありますが、それは当時のキリスト教圏の者による偏見で、バイキングは特に手工業での技量はこの頃の世界最高のレベルであったらしい。
ヨーロッパが暗黒時代に突入し弱体化している事もあって、航海技術も発達した「洗練」された部族に対抗できなかった訳です。
また、両手で使う巨大で重量のある剣もあり、こちらはバーバリアンソードとも呼ばれます。
重量のある一撃は、この頃の鎧の主流であった鎖帷子ごと叩き切る威力があったらしい。
名前が「蛮族の剣」と、洗練されて無さそうな名前ですが、暗黒時代の最先端をいっていた恐ろしい切れ味の剣です。
北欧の剣には血溝というくぼみがあり、また剣身にルーン文字が記されているものもあり、ここに相手の血が流れ込むと剣が力を発揮すると信じられていました。
サガの類にも名剣や魔剣としてよく出てきて、幾重にも重ねて打ち伸ばした剣身が鱗の様な模様を作るので毒蛇と形容される事もあります。

 

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