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死の予兆 ティルフィング

ティルフィング

※イメージ画は史料ではなく、誇張や想像が含まれた「イラスト」です。

ティルフィングは北欧の「ヘルヴォールとヘイドレク王のサガ」に登場する剣で、オーディンの末裔(またか^^;)のスヴァルフルラーメ王が2人のドヴェルガー(ドワーフの語源)をおどして、「鞘から抜かれる度に必ず相手を死にいたらしめる剣を作れ」と鍛えさせた魔剣です。
2人のドヴェルガー、ドヴァリンとドゥリンは剣に呪いをかけて、「鞘から抜かれる度に必ず相手を死にいたらしめ、その後持ち主の命を奪う」という魔剣を鍛えて、スヴァルフルラーメ王に渡しました。
ティルフィングを手にした王は連戦連勝するが、アルングリムとの一騎討ちの際に剣を奪われ、ティルフィングによって命を奪われてしまいます。
その後アルングリムの息子、アンガンチュールに剣は引き継がれるが、彼もまたスヴァルフルラーメ王と似た様な運命をたどって戦死し、剣はアンガンチュールと共に墓に葬られました。
しかしティルフィングは娘である男装の女剣士ヘルヴォールがヴァイキングとして戦っていた際に父の墓を発見し、亡き父との白熱した口喧嘩の末(笑)に手にし、再び日の目を見る事となります。
彼女が唯一ティルフィングの死の呪いから逃れられた者です。
絶体絶命になった時に男装がばれて、「女を斬るのは不名誉である」と見逃されたんです。
ヘルヴォールは故郷に帰って結婚し、子供を生んで幸せに暮らす事が出来ました。
剣は彼女の2人の息子が引き継ぐんですが、弟のヘイドレクが剣に魅入られ、兄を殺し、敵を殺し、敵がいなくなれば味方を殺し、周りの者を全て殺して王となります。
そしてヘイドレクはオーディンによって殺される事となるのです。
その後も魔剣ティルフィングは血を求めるかの様に様々な持ち主を転々し、死と呪いをふりまいた……
という物語です。
これも同じ題材の物語が多くあり、細部は作品によって異なります。
こういった神話や伝承の類は、書かれた時代の背景、宗教的意図、作者の思想などがからみあっていて、まったく別の話になっている場合もあります。
神話や伝承は変わっていくものなので、上の記述も大元とは違ったものかもしれません。
ティルフィングもバルムンクと同じで恐らくバーバリアンソードのイメージと思われます。

 

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