湾曲した剣身で柄に護拳が付いた、70cm〜120cmほどの片刃の片手剣。
作られ始めたのは騎士がシャムシールの威力を見て作らせた14世紀以降といわれ、使われ始めた次期は詳しくはわかりませんが、19世紀末まで武器として作られて歴史上戦場で一番最後に使われた武器がこのサーベル(セイバー
)です。
ルーツはファルシオンであるという説もあります。
こっちの方が合ってるんだろうか……サーベルは曲刀ではありますが、撫で斬るよりも、やはり重量で叩き切る様な使い方をするんですね。
アラブの鍛冶技術までは真似できなかったのか、ヨーロッパ仕様としてその様にしたのか、はたまた長剣と同じくファルシオンが鎧が無くなった事で元に戻って軽くなっただけのか……
銃が主力の時代になっても使い勝手の良いサーベルは生産され続け、世界各国に広まって多くの国で軍刀として階級を示す記章として携帯され続けました。
アメリカの騎兵隊も使ってましたし、日本でも明治時代頃に使われ(刀身は日本刀ですが)、現在でも儀礼的な場ではサーベルを使いますね。
剣はいつの時代も、戦いの象徴なんですな。
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