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13世紀頃に使われた巨大な両手用の剣。 
 
      120cm〜180cmくらいをグレートソード、ツー・ハンデッド・ソード、200cm〜300cm(!)くらいをツヴァイハンダーとする場合もあります。 
ただ大きな両手剣は分類がかなり曖昧なので、当サイトでは13世紀頃に使われていた両手用の巨大な剣をまとめてツヴァイハンダーとさせていただきます。素材屋の名前がツヴァイハンダーなんで^^; 
発祥はドイツと言われていて、ツヴァイハンダーとはドイツ語でそのまんま両手剣という意味です。 
中世ヨーロッパでは剣は鎧の進化を追いかけてる形で進化しています。 
この頃の主流は板金鎧で、剣で切る事が出来ないので槍の様に突き刺す、または棍棒の様に重量に任せて殴る様に使います。 
また2m以上という冗談の様な長さの剣は、ちゃんとした使い方があります。 
この頃は戦術論も進化していて、兵種の違いで対抗策も確立されつつありました。 
騎兵に対抗するには固まって槍を突き出して槍襖を作る戦術があります。 
これを排除するのが、ツヴァイハンダー部隊です。 
その長い重量のある剣で槍ごと敵をなぎ倒して陣形を乱し、騎兵の通る道を空ける先駆けです。 
集団対集団用では最強の剣でしょう。 
一対一では重量もあって命中率も低く懐に入られたらおしまいなんですが…… 
欠点はやはり重たい事。 
鞘が無いので比較的短いものはそのまま背に背負ったりもしてた様ですが、基本的には馬にくくりつけて運びます。 
しかしいくら機能的で使いやすいと言っても、短い剣では迫力に欠けますよね。 
アサシンタイプもいいですが、やっぱり戦士であるなら巨大な武器を派手にブン回した方がかっこいいですよ。 
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